2月上旬、米国でTinyviewのモバイルサイトとiPhoneアプリがアップデートした。Tinyviewは、巨大なショッピングモールがスマホサイズに収まったようなものだ。昨年8月にローンチされ、わずか半年で急速に機能を拡大していった。今回は、モバイルユーザーにとって非常に便利なサービス「Tinyview」を紹介しよう。
スマホサイズのバーチャルショッピングモールTinyview
Tinyviewは、1つのアプリ又はモバイルサイトで50のネットショップの商品を購入できる便利なモバイル・コマースだ。取り扱うショップは、Amazonやebay、NikeやCoach、Forever21など、多岐にわたる。
昨今、多くの小売業がオンラインショップを持つようになったが、消費者は各ショップで商品購入の度に、決済手続きをしなければいけない状況にあった。Tinyviewはそのような不便な状況を解決するため、1つのサイトでまとめて決済できるサービスを開始した。
Tinyviewでは、単に商品を購入するだけでなく、気に入った商品をリスト保存し、Facebookを通して、家族や友人と共有する事もできる。つまり、今流行のソーシャル・ショッピング機能だ。これにより、親しい人からの最も説得力がある買い物情報が共有されるため、さらなる顧客拡大が期待できる。
iPhoneアプリには、便利なオートフィル機能が追加
今回、Tinyviewはいくつかのアップデートを実施したが、一番の注目はiPhoneアプリにオートフィル機能が追加された点だ。オートフィル機能とは、ユーザーがあらかじめTinyviewのアプリ上でカード情報や配送先を保存しておくことで、決済画面ではボタン1つで必要な情報が自動入力される機能だ。まさに、これまでなかった画期的な機能である。
ニッチなショップでも認知度を高められる仕掛け
Tinyviewには50のネットショップの中で人気の商品だけが表示される。「Trendingコーナー」というセクションがある。Tinyview のユーザーの9割がここを訪れ、トレンドをチェックしている。したがって、あまり知られていないニッチなショップでも、このコーナーに1つでも商品が掲載されると、一気にショップの知名度をあげることができる。
まとめ
たった半年あまりで50のネットショップがTinyviewを使用しているのは驚異的だ。今は大手の小売店ばかりが目立つが、今後さらに小規模の小売店も含め、店舗数は充実していくだろう。また、日本でのローンチは不明だが、このサービスへの消費者ニーズはかなり高いのは容易に想像できる。今後の展開に注目したい。
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