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イタリア・ミラノ発のEC「Blomming」が、2011年のローンチから猛スピードで成長を遂げている。Blommingは、誰もが簡単にECを始めることができる、新モデルのソーシャルコマース型ECサイトだ。今回は、資金調達によりさらなる成長が期待される「Blomming」の斬新なサービス概要を紹介しよう。

 

あらゆるSNSがマーケットプレイスになる「Blomming」

 

Blommingは、あらゆるソーシャルメディアで商品を販売することが可能な、プラットフォーム型ECサイトである。Blommingのサイト内のショップだけでなく、Facebook、グーグル+、Twitter、Pinterest、その他ブログサイトやモバイルアプリで、自由にマーケットプレイスを構築できる。Facebookでは、アカウントを連携させるだけで、ブログではソースコードを入力するだけでECのページを簡単に作成できてしまう。

 

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情報拡散力のあるソーシャルメディアを活用することで、利用者のECサイト運営に関わる大きな負担(広報、商品管理など)を軽減することができるのだ。「Blomming」という名前は、ブログの投稿と同じくらい簡単にECを作成できるようにしたい、という想いも表現している。

 

アフェリエイト機能でさらなる広告効果アップ

 

Blommingの最大の強みは、「アフェリエイト機能」が付いている点だ。広告を載せるアフェリエイターには、誰でも登録できる。操作は簡素化されており、好きな商品、紹介したい商品を選び、自分のTwitterやFaebook、Pinterestなどに、ワンクリックでシェアするだけでOK。アフェリエイターがシェアした商品が購入されたら、成功報酬が支払われる仕組みだ。この機能が付いていることで、SNS上での情報拡散力がさらに増し、大きな広告効果を得られることになる。

 

出店者の負担軽減にフォーカスしたECが急増中

 

Blomming の最大の特徴は、出店者側の目線でECが簡単に作れるようにしたことだ。最近の欧米のEC市場では、このようなサービスのECが急激に成長している。

 

例えば、「Storenvy」は、簡単にオリジナルECサイトが作成でき、Storenvy のマーケットプレイスに加え、Facebookにもショップページが作成できる。さらに、以前本ブログで紹介した「MATERIAL WRLD」は、商品の難しい価格設定を助けるプライシングサポートや、配送作業を軽減するパッケージ移送サービスを提供している。今後、EC運営者の運営負担を軽減するサービスは、ますます増えていくと思われる。

 

まとめ

 

日本では、ECCUBEMake Shopといった個別のECサイト構築プログラムにもFacebookとの連携サポートはある。だが、既存のソーシャルメディアを簡単にソーシャルコマース化できるサービスや、アフィリエイト機能や配送サポートを提供するサービスはまだない。

 

今回紹介したBlommingのようなサービスは、日本のEC市場では未開拓の領域であるが、日本でも同様のサービスが出現する日を期待したい。