ECサイトを利用する顧客は、商品の購入前に、徹底的に商品を調べたいと思っている。そんな顧客に、より良い購買体験を提供するためには、魅力的で高品質な商品画像が必要不可欠だ。良質な商品画像は、サイトのコンバージョン率を一段と高めてくれる。今回は、優れた商品イメージを作成するための5つのヒントを紹介しよう。

 

1.ズームイン機能を付ける

オンラインで高価格の商品を取り扱う場合、商品の細部まで見えるようにすることは非常に重要だ。高解像度の画像は、買い物客が実物を見ているかのように、詳細を伝えることができる。

 

小売大手の無印良品のサイトでは、ハイビジョンズームでさまざまな角度から商品を確認できるようになっている。このように、ズームアップされた商品画像を複数掲載することで、コンバージョン率を高めることも可能になる。

 


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2.照明を確保する

照明は、商品画像の見栄えを良くするための重要な要素だ。自然光の場合は、最も正確に商品の色を映し出してくれる。スタジオの照明の場合は、全ショットで変わらない照明を確保してくれる。特に、食品の場合は、照明環境が悪いと製品の新鮮さがかけるので注意が必要である。

 

ドレッシングやパスタソースを販売するピエトロでは、商品のドレッシング画像の横に、美しい料理画像を大きく掲載して効果を上げている。そのドレッシングがどのような料理で使用されているかを画像で示すことで、商品に対する理解を深め、購買意欲を喚起する。

 

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3.商品の背景をシンプルにする

シンプルな背景は、買い物客の視線を商品に集中させるのに有効だ。さらに背景の一貫性はサイト全体の統一感を醸し出し、商品をより美しく見せてくれる。

 

ジュエリー販売会社の田崎真珠 は、白を基調とした背景を採用し、シンプルで洗練された画像を多く掲載している。商品画像をクリックすると、より大きな商品画像のページへ遷移し、商品の細部を確認できる。これらの詳細画像で、ジュエリーの品質を示すことができている。

 
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4.色やサイズごとのバリエーション写真を表示する

買い物客が、小さな色サンプルだけで、色別の見栄えをイメージするのは難しい。一色だけでなく、色別の商品画像を用意しよう。ただし、色をネットで見せる場合、消費者の使用しているパソコンの解像度やネット環境によって、 微妙に差が出ることも踏まえておきたい。色味を説明するテキストにも気を配りたいところだ。

 

ONWARD CROSSETでは、利用可能な全ての色のパターンの試着写真を掲載している。同じモデルを起用することで、色の肌馴染みの若干の違いを確認することができる。

 

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5.商品を使用している画像や動画を掲載する

商品を使用している画像や動画を掲載すると、購買に至る可能性がより高まる。オンラインの買い物客は、物理的に製品を試すことができないため、この方法を取ることで、ある程度、不安を和らげることができる。

大手の通販会社ベルメゾンは、実際に商品を使用している様子を撮影し、TVショッピングのように動画で商品を紹介するページを設けている。家電、家具、寝具、アパレル、雑貨と幅広いカテゴリの動画が公開されている。

 

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まとめ

 

以前、本ブログで紹介したように、美しい画像はeコマース成功の鍵と言える。今回は、さらに一歩踏み込んで、より具体的に良質な商品イメージを作るための方法を紹介した。自社サイトの画像をもう一度、見直してはどうだろうか。