スマホ利用者の増加に伴い、ECサイトも早急にモバイル対応するよう本ブログで呼びかけて来た。今回は、モバイルコマースで売上を伸ばすためのポイントとなるキャリア決済について紹介する。

 

キャリア決済とは

 

ネットショップの購入代金やオンラインゲームのプレイ代といった債権を、docomo、au、softbankなどのモバイルキャリア会社が加盟店から譲り受け、その代金を携帯電話料金と一緒に徴収する決済方法である。ユーザーは、4桁の暗証番号を入力するだけで簡単に決済を済ませられるため、非常に利便性が高い。また、クレジットカード情報の入力が苦手でネットショップを嫌厭していた人や、クレジットカードを所有しない若年層、主婦等への販売機会の拡大が期待できる。

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出典:ペイジェント

 

Google Play、キャリア決済対応で売上14倍に

 

Google Playは、アプリや映画や音楽がダウンロードできるGoogleのコンテンツ販売サービスだ。日本でのキャリア決済対応をはじめたところ、なんと売上が14倍にも伸びた。Google Play エンジニアリングディレクターのクリス・ヤーガ氏は、日本のモバイルユーザーの特徴としてキャリア決済の利用率が高いことを指摘している。

 

ゲームアプリ「パズドラ」では、キャリア決済対応のアンドロイド版の方が、アプリ課金率が高い

 

人気ゲームアプリ「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」は、iOS版リリースの約半年後にアンドロイド版をリリースした。アンドロイド版は遅れてリリースしたにも関わらず、約9ヶ月後には、iOS版とほぼ同じユーザー数に達した。さらに、アンドロイド版ではキャリア決済が対応されているため、売上においては、iOSを既に追い超しているという。決済が簡単になるだけで、売上に大きく差が生じるのは驚きだ。

 

モバイルコマースでもキャリア決済を

 

以上の事実から、モバイルコマースでもキャリア決済を導入するとで、ネットショップにおける決済手続きのハードルを下げ、売上を伸ばせる可能性が十分に高まると考えられる。また、クレジットカードをネットで使いたくないユーザーや、クレジットカードを持っていなかったユーザーなど、新しいユーザー層へのアプローチも可能になる。さらに、決済ハードルが下がることで、リピーター獲得も期待できる。モバイルコマース成功の鍵は、キャリア決済と言えるだろう。

 

まとめ

 

キャリア決済を導入しただけで、GooglePlayの売上が14倍も伸びたことは驚きだ。モバイルコマースでも確実にキャリア決済のニーズはあるはずだ。

 

キャリア決済の導入は、従来はキャリアそれぞれの契約が必要だったが、現在は決済会社を通じて全てのキャリアを一気に導入することが可能になっている。ユーザーの利便性を高め、モバイルコマースを強化するためにもキャリア決済の導入を検討してみてはどうだろうか。