169
自社ECサイトとYahoo!ショッピングや楽天市場など、複数モールに出店しているEC運営者の方は多いと思います。今回は、そのような方へ向けて自社ECサイトとYahoo!ショッピングや楽天市場などの複数モール、そしてヤフーオークションも含めて在庫連動させるシステムの仕組みとそのメリットについてご紹介します。

在庫連動システムとは

自社ECサイトとYahoo!ショッピングや楽天市場などの複数モールを持っている経営者の方は、最初の大きな問題となるのが、在庫管理ではないでしょうか?

 

手作業でやろうとすると、その手順を確立して標準化するのも、従業員に業務を遂行させるのも大変なことですよね?

そのうえ、多品種、多数のものを扱っているのであれば、いくら時間があっても、いくら人件費を使うことができたとしてもむずかしいでしょう。

 

在庫連動システムは、最初に同じ数の在庫を自社ECサイトや複数モールに登録しておき、自社ECサイトやどこかのモールで受注が確定すれば、他のモールの在庫をその個数分を自動的に減らして表示してくれます。

24時間即時更新のシステムであれば、ほぼリアルタイムの在庫が変更表示されるのです。

例えば「4月4日10時現在の在庫です。」などという表示はする必要がなく、在庫数管理に関しては、ほっておいても大丈夫なのです。自社ECサイトとYahoo!ショッピングや楽天市場などの複数モール以外にも実店舗やヤフーオークションとの在庫連動も可能なシステムもありますので、導入コストや月額費用がかかったとしても、大幅な作業効率アップ、時間、人件費のコスト削減につながるはずです。

ヤフーオークションも在庫連動させるメリット

ヤフーオークション出店で多くの人に見てもらおう

ターゲットユーザーが好みそうなデザイン、使い勝手のよいデザインの自社ECサイトを手はじめにオープンさせたが、売上げは・・・という経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

検索エンジンにうまくヒットして、アクセスしてもらえたとしても多くの人の目にとめてもらうことはむずかしいでしょう。

そんなときは、自社ECサイトの窓口として、複数のモールを利用するとよいでしょう。

 

とにかく手間が省ける

ヤフーオークションは、他のモールと運用が少し違って手間がかかるイメージですが、在庫連動システムを導入すれば、ヤフーオークションで落札されるタイミングで自社ECサイトや他のモールの在庫を更新してくれます。他のモールと同じような運用でOKなのです。また、商品登録もヤフーオークションも含めて一括で登録できるシステムもあるので、手間が省けそれほどハードルが高いものでもないでしょう。

より効率的に運用するには、自社に合ったシステムが必要です。システムの仕様にもよるので導入の際は、システム販売会社によく確認、相談するとよいでしょう。

まとめ

多くの人の目にとめてもらいネットショップを知ってもらうことで、リピーターを増やし、さらに在庫の信用性があれば、安心して買い物してもらえることが、売上につながります。

売上が伸びないで思考錯誤されている経営者の方は、在庫連動システムの導入を考えてみてはいかがでしょうか?

 

もちろん、ただシステムを導入することがゴールではなく、コストを削減し別のことに注力し全体的な運営の向上を考えておく必要があります。