最近、Facebookの投稿などを見ても動画投稿が増えていたり、動画コンテンツを中心としたバイラルメディアが乱立していることもあり、いよいよモバイル×動画が本格化してきているなという実感があります。


 動画の広告への転用も注目を浴び、2013年時点で動画広告市場は132億円、4年後には5倍まで伸びると見込まれています。

動画広告 Amazon

(出典:http://www.video-ad.net/market.html)

 

 しかし、一方で中々秀逸だなと思うような動画広告も事例としてはまだまだ少なく、特にECサイトでの活用方法などは黄金パターンが確立しきれていないのが現状ではないでしょうか。

 そのような中、いつもの様に見ていたAmazonのTOPに掲載されているバナーがモーションを上手く取り入れていて目を引いたので紹介いたします。(ザ動画広告というほどのものでもないのですが、うまく動きを付けることでユーザのアイキャッチからクリックのモチベーション誘発までできている気がします)


Amazon

(出典:http://www.amazon.co.jp/

動画広告

 AmazonのTOPページ中段にカルーセルバナーが設置されています。これだけでも十分目を引くデザインになっているのですが、このバナーの左右に配置されている女性モデルが下記の様に動き出します。(キャプチャの張り合わせなのでガタガタになっていますが、実際は滑らかに動画の様に動いています)


動画広告


 従来のバナーと動画広告を上手く組み合わせて、サイトデザインやUXへ与える影響を抑えつつユーザの興味を上手く引いているのではないでしょうか。

 動かないと思っていたものがヌルヌルと動き出すさまは中々面白いうえに、今まであまり見たことのないものなので、ユーザは新鮮に感じます。

 でも、これ実際はアニメーションを表示して、最終的に静的なjpgに切り替えているだけといたってシンプルな実装でした。見せ方によっては十分アニメーションでもきれいに見せれることがわかりました。真新しい技術が使われているわけではなかったですが、これでも十分実質的なimpもCTRも取れていそうですね。