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EC運営を行うに当たり、在庫管理はとても重要な業務です。しかし、どのように管理するのが正しいのかわからない、システム導入には初期投資費用がかかりそうで躊躇する、といった思いで、現状の在庫管理のやり方のまま「なんとなく」業務を行っている方も少なくないかと思います。

 

今回は、在庫管理システムを導入することのメリットを改めて考えてみたいと思います。

 

1.エクセル管理のデメリット

それほど大きな事業規模ではない場合、エクセルを使用した在庫管理を行っている会社も少なくないでしょう。確かに、小さな会社でそれほど在庫量が多くない場合にはそのような管理でも特に問題はないかと思います。

 

しかし、今後経営を拡大していきたい、商品の種類を増やしていきたい、というような事業を拡大していく展望がある場合には、そのままの管理体制ではやはり不安があるのではないでしょうか。エクセル管理のデメリットとして、主として以下の2点を挙げることができるでしょう。

 

・業務量が多くなる

エクセル管理を行う、ということは、一日の入出荷作業が全て終了してから、その日の入庫数、出庫数、在庫数などを入力していく、というやり方になるかと思います。

 

そうなると営業が終了してからの作業開始となり必然的に残業して在庫管理の作業をせざるをえなくなってしまいます。

賞味期限別の管理やロット別の管理といった細かな管理までするようであれば、それももちろん人の手によって行わなければならないので、業務量は多くなりますし、ミス発生の原因ともなりうるでしょう。

 

・リアルタイム管理ができない

上記のようなやり方をするのであれば、もちろんリアルタイムでの商品数を把握することはできません。

一日の業務が終了してからでないと在庫が確認できないので、受注や発注も翌日にずれてしまう、ということにもなりかねないでしょう。

 

2.在庫管理システム導入のメリット

では、在庫管理システム導入のメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

 

初期投資に費用がかかる、導入したシステムが自社に合っておらず、つかいにくい、などといったマイナス要素は起こりえますが、システム導入にはそれらの不安や費用面での負担を補うだけのメリットがあります。

 

・リアルタイムでの在庫確認ができる

手作業で管理する場合と違い、システムを導入することにより、リアルタイムでの入出庫数、在庫数を確認することが可能となります。

 

そのことにより、システムを通して誰でも同じ情報を手に入れることができ、受注や発注といった業務をスムーズに行うことができるようになります。

 

・ミスの減少と作業効率のアップ

一つ一つ手入力で在庫管理をしている場合に比べると、作業効率は格段にアップするでしょう。マニュアルがあれば誰でもその業務を行える、というのは、とても重要なことです。

 

システムを導入することにより、人に付随していた業務ではなくなり、多くの人が同じようにその業務をできるようになります。それは社内の業務の効率化には欠かせないことでしょう。

 

3.まとめ

在庫の数を適正に管理することは、なるべく在庫を少なくし、それでいて販売機会を失わずにいたい、という健全な経営のためには欠かせない業務です。システムを導入したことにより、飛躍的に業務が改善され、それに従って売上も伸びたという例はたくさんあります。

 

数多くの在庫管理システムがあり、どれを選んだらよいのかわからない、という方もいるでしょうが、多くのシステム会社ではデモの導入や詳しいプレゼンなどを行ってくれるところも少なくありません。

決して妥協せずに、自社にあった在庫管理システム導入に向けて色々な情報を集め、最適なシステムを見つけましょう。