177

無料の在庫管理アプリでここまでできる!

高価なシステムやソフトを使わず、手軽に在庫管理をしたい、という方にとって、スマートフォンやタブレット向けのアプリはとても便利なものです。

 

シンプルでわかりやすいものが多いので、在庫管理の入門編としては抵抗が少なく導入できるのではないでしょうか。その中でも評判のよいアプリを2点ご紹介したいと思います。

 

1.スマートフォン・タブレット向けアプリのメリット

スマートフォン・タブレット向けアプリのメリットは、簡単に言うと以下のようなものになるかと思います。

 

・価格が安い

無料のものから有料のもの、段階的に金額がかかるもの、といったように初期投資としては大変低価格で導入することができます。

 

・場所を選ばず作業ができる

スマートフォンやタブレットのアプリですので、場所を選ばず、作業ができます。パソコンでの作業に縛られることなく、倉庫内や外出先からでも自由に在庫情報を編集・確認できるというのは大きな特徴でしょう。

 

・シンプルな作りでわかりやすい

このようなアプリは、簡単に始められることをセールスポイントとしています。高価なソフトやシステムまでは必要がない、シンプルに在庫管理をしたい、という方にとってはぴったりでしょう。

 

 

2.人気のある在庫管理アプリ2点の紹介

現在あるリリースされているアプリの中でも、特に人気のある在庫管理アプリについて取り上げてその特徴を見てみたいと思います。

 

スマート在庫管理

「スマート在庫管理」は東北地方で物流営業倉庫を経営している株式会社田村倉庫が販売している在庫管理アプリです。同社のホームページの記載によりますと、「導入企業が3200社を突破」とあります。実際、「使いやすい」との評判がネット上でも見受けられますので、大変評判のよいアプリだと言えるでしょう。

大きな特徴のひとつは、基本機能のみでしたらこのアプリが無料だということです。様々な追加機能が使えるプレミアム会員でさえも、月額の費用はわずか350円です。

基本的な商品在庫データの登録・検索などだけではなく、アプリからQRコードを作成し、それを商品に添付して管理することができます。そのQRコードをスマートフォンなどのカメラからスキャンすればそれで在庫情報を調べることも可能です。有料会員になりますと、QRコードをスキャンすることで入庫・出庫処理もできるようになっています。

このアプリにはwebアプリ版とスマートフォンのアプリ版の2種類があるため、どちらからでも同じ在庫情報を見ることができます。さらに、アプリの在庫情報から納品書のPDFファイルを作成し、印刷することもできます。

 

Goodjobs

株式会社トヤマデータセンターがリリースしているのがAndroidスマートフォン・タブレット専用の「Goodjobs」という在庫管理アプリ。こちらも基本使用料は無料です。ただし、無料版では30件までしか商品登録ができません。登録数を増やす場合には有料となります。100件の追加でも900円、最大500件まで登録が可能で、最大3,500円という価格設定となっています。

こちらも商品在庫の登録と編集はもちろん、画像を登録することができます。

こちらの大きな特徴はエクスポート機能でしょう。データをCSVファイルに変換する機能が付いているため、そのデータをエクスポートし、エクセルなどの表計算ソフトで編集することも可能となっています。有償版になりますと、エクスポートだけではなくCSVファイルのインポート機能や、バーコード入力、ラベル印刷など様々な機能が追加されます。

3.まとめ

以上、在庫管理アプリとして人気のある2つのアプリについて簡単に紹介しました。どちらも基本機能でしたら無料から始められるというのが大変大きな特徴でしょう。

 

お金を出して在庫管理ソフトやシステムを入れるのはためらわれる、気軽にスマートフォンやタブレットで使いたい・・・という方にとっては気軽に取り入れることができるかもしれません。