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この数年注目を集めている電子決済市場。今回は、この電子決済市場を読み解くためのポイントについてまとめてみました。そもそも電子決済とはなんなのか。その実態はどんなものなのか、また市場参入すべきメリット、及びポイントについてお届けします。

電子決済とは?

電子決済とは、商品やサービス等に対して支払う際、お札や硬貨等といった現金ではなく、データを使って支払いを行うことを指します。

例えば、ECサイトで商品を購入する際に使われる仕組みがこの電子決済です。貨幣そのものではないが、データでやり取りされるサービスを「電子マネー」と呼びます。

 

代表的な電子決済の方式には以下の3つがあります。

前払い、その場で支払い、後払いと3種類に大別されます。

プリペイド方式

前払いで電子マネーを購入し利用する電子決済の方式

例:WAONカード、PASMO等

ジャストペイ方式

商品やサービスを購入する際に、その場ですぐ決済を行う電子決済の方式

例:ネットバンキング

ポストペイ方式

後払い式で決済を行う方式

例:iD、QUICPay

電子決済を導入するメリット

利用者の幅が広い

電子マネーの種類によっては、コンビニエンスストアなど、全国どこでも買うことができます。特に年齢制限などの制約条件がなく、どなたでも利用できるためスケールメリットも備えています。

個人情報が不要な電子マネーも

ECサイトで商品を購入する際に電子マネーを使えば、クレジットカードを利用するように個人情報を入力する必要はありません。面倒なステップを飛ばして安心でお気軽にお買いものすることができます。

電子決済市場の市場規模はどれくらい?

それでは、電子決済市場の市場規模はどれくらいなのでしょうか。

現在の市場規模

矢野研究所の電子決済市場に関する調査結果(2013)(以下本統計)によると、2012年度における電子決済の市場は約44兆6千億円だと推計されています。前年度比で約6.9%の伸長を見せており、この背景にEC市場が拡大していることや、店舗における取引でキャッスレス化が広がっていることが、電子決済市場拡大を後押ししています。

市場において拡大基調傾向のある分野

拡大する市場の中でも、特に拡大見込みのある分野が非接触IC決済サービスです。

 

総合スーパーやコンビニエンスストアといった店舗で利用される電子マネーが特に伸びており、今後も上記店舗を軸とした加盟店の増加が見込まれています。

市場規模 今後の成長予測

では、今後はどれだけの市場規模へと変化していくのでしょうか。

本統計によると、2017年度に約66兆4千億円まで成長すると予測されています。

これには、ECの市場拡大だけでなく、実店舗において電子決済に関するインフラが整備されていくことが、その理由に挙げられています。

今後の小売業がオムニチャネル化することで、よりオンライン/オフラインの垣根が取り払われ、より電子決済市場は拡大する見込みです。

おわりに 電子決済を導入するなら今!

拡大し続けるEC市場に追従する電子決済市場。

今後のオムニチャネル化、キャッシュレス化の動きを考えると、飽和前に参入しておくべき市場ではないでしょうか。

 

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