皆様、突然ですが、 BtoB取引においての支払手段は何をご利用でしょうか?
おそらく多くの会社・サービスにおいては、銀行振込で支払いされていることでしょう。
伝統的に手形・小切手がまだ主流という業界もあるでしょう。
BtoB取引は後払いが多いことからファクタリングを利用されている会社も多いのでは
ないでしょうか?
近年法人間決済で注目を浴びているのがクレジットカード決済です。
一般消費者の購入では飲食店やネットショッピング等で浸透しているクレジットカード決済ですが、
法人間取引ではこれまでは比較的利用されてきませんでした。
日本の法人間決済市場は1000兆円(※1)と言われています。EC市場が10兆円規模であることを
考えるととんでもない巨大市場です。その法人間決済でクレジットカードが使われている割合は
2兆円(0.2%)(※2)とまだまだ少ない水準です。
一方アメリカにおける法人決済におけるクレジットカード利用率は3.4%(※2)にもなるようです。
BtoBのクレジットカード決済の現在の活用はどのような状況で、今後はどのように活用されていく のでしょうか?
BtoBのECにおけるクレジットカード決済利用の例
ペイジェントの加盟店においては、下記のようなサービス・業種のBtoB決済にカード決済の利用申込している事例が多いです。
・工具のネット販売
・アパレル商材の卸販売
・塗料・ペンキの販売
・オフィス機器・什器の販売
・オフィス文具の販売
・酒類の卸販売
・法人向け印刷業
・メディア掲載広告料
・法人向けネットソフトウエア販売
などなど。
BtoB取引というと、少ない取引先と高額なサービスの取引・決済を行っているような
イメージを受けますが、この事例に上げたような業種・サービスは多数の取引先に
少額のサービスを提供しているので、これらのサービスの販売はBtoCと同様に
効率的に販売する必要があるんですね。
銀行振込だと入金管理や入金催促が面倒ですから、
BtoCのサービスと同様にECサイトで販売ができ、クレジットカード決済できる
仕組みが使われるのは自然な成り行きだと思われます。
また、BtoB向けのECサイト構築サービスも提供されているようです。
■Bカート (株式会社Dai)
■えびすマート (株式会社インターファクトリー)
これからは請求・決済部分をオンライン化する動きが来る
ECカートでオンライン販売するようなBtoB商品・サービスはクレジットカード決済に適していますが、
一方でBtoB取引のフローは電話・FAX・メール・書面で発注があり、商品や役務を提供してから、請求があり、後払いで決済することが殆どだと思います。
このBtoBの後払い決済にも、オンライン決済の波が来てます。
サービス内容としては、発注して商品・役務を提供して、料金回収側企業からメール等でオンライン決済URLが通知され、、そこからクレジットカード決済ができるというものです。
■請求書発行管理とともにオンライン決済もできる「misoca Payment」
(スタンドファーム株式会社/株式会社ペイジェント)
http://www.paygent.co.jp/news_release/2014/140430.html
■クレジットカードブランドのVisaが提供している「Visa Bisiness Pay」
http://www.visa-news.jp/businesspay/
がともに2014年4月にサービスリリースの発表をしていますね。
それぞれ特徴はありますがこの流れは確実に来ていると思います。
これらのサービスのメリットは、
料金を回収する企業では、入金管理の効率化、また入金の一本化・早期化、与信リスクの軽減が期待できたり、
一方、料金を支払う取引先企業にとっては、365日24時間支払い可能で、支払いの手間や振込手数料負担がなくなり、クレジットカード支払いではポイントが付与される場合があるなどのメリットがあるようです。
ペイジェントにおいても、法人間決済サービスとして”BizPay(ビズペイ)”を提供しています。
特徴やメリットについてさらに詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
※1 平成24年度我が国情報経済社会における基盤整備(電子商取引に関する市場調査)報告書
よりペイジェントが算出
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